何気なく捨ててしまうような物、そんな廃物を利用してリサイクル手作り楽器を作ってみました。
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  おけレレ   空の寿司桶を共鳴胴に、壊れたギターのネックを取り付け寿司桶のギターを作りました。


   ガムのおまけ笛  隣の家でもらった子ども用ガムの入った刀で笛を作りました。  
熊手笛ほうきの笛と同じです。日本テレビの「ウタワラ」に出演するとき、何か最初のサプライズにと言うことで作りました。基音をソにすると、笛本体の長さは38pほど必要です。ところがこの熊手の竹は節の長さが18pで、真ん中と歌口に近い方に節が残ってしまいました。節があると2オクターブ目の音が上手く出なくなったりするので、丸ヤスリできれいに節を抜いています。
 油抜きはしていませんが、今のところ割れることもなく音もちゃんと出ています。ただし、熊手の部分が重くて演奏するとすごく指が疲れてしまいます。


トランペットカズーカズーというのは誰でも演奏できて、とても楽しい楽器(?)です。何種類かのカップ麺の容器をつなぎトランペットスピーカー型のカズーを作りました。写真では分からないですが、トランペットスピーカーのようにホーンを内部で一度折り曲げる構造になっています。こうすることで、ホーンの部分を長くすることができ、ホーンの広がり方を緩やかにすることができます。
ノンダリーナ飲んだりーな)  
 コーヒー飲料などの少し堅めのカップに、曲がるストローを装着し、一見コーヒーを飲んでいるように見えて実は笛を吹いている。という笛を作りました。音の出る原理はオカリナ(閉管の笛)と同じで、ストローから入った空気がカップの内側から手前の面に開いている穴のエッジに当たります。左手の指の下には穴があってじゅんに開けていくと、「ドレミファ・・」となるわけです。
名前はずばり、「ノンダリーナ」。貴方も「ツクッタリーナ」そして「フイタリーナ」
アンデス音楽(フォルクローレ)に憧れてケーナを購入された方は多いと思います。しかし、これがなかなかで、まともな音が出るようになるまではずいぶん苦労をします。途中で投げ出してしまった人も多いのではないかと思います。そこで、そんな人に朗報。この「フケルン」を歌口に挿入してストロー部から息を吹き込むだけで簡単に音が出せるようになるのです。つまりリコーダーのようなウインドウェイを作ってやるわけです。青い部分はスポンジで出来ていますので、少々太さが違うケーナでもあいます。ただ、ストローが少し太いと空気がたくさんいり、頻繁に息継ぎをしなければならないのが玉にきずですが。 フケルン
(吹けるん)
ストック笛
スキーのストックが壊れました。捨てるのももったいないと置いておきました。これを「ストックする」と言います。で、横笛にしようとドリルで穴をあけると何とか、吹きにくいけれども笛になりました。穴の寸法はケニータの寸法と同じです。歌口の左側は1センチほどのところで詰め物を入れています。先端の穴は最低音の穴から2センチくらい先にもう一つ押さえない穴をあけています。
ほうき笛 試し弾き 家で10年以上使っていたほうき。ひとつ笛にしてみようと加工しました。長年の使用でよく乾燥していて、製作過程での油ぬきは不要でした。2オクターブ強の音が出ます。歌口はケーナと同様。よって誰でも音が出るというわけにはいきません。でも演奏会で一番受けるのは、このほうき笛です。これも音が良くて感心される楽器です。 
ふでえ試し弾き 使えなくなった筆を南米のサンポーニャ風に束ねます。写真のように、筆の右側の部分を切り取り、内部に油粘土を少しずつ詰めて、吹いて音を出しながらチューニングします。つまり、外見は同じでも内部の空間は高い音ほど短くなっています。「ふで」で作った「ふえ」だから「ふでえ」です。しょうもない洒落で失礼。                                      
注射器笛試し弾き 針のない注射器の先端部に1センチ角の穴を開けるだけ。横笛の要領で吹き、ピストンを動かして音階をつけます。ビブラートをかけながらグリッサンド?(連続的に音を変える)すると、幽霊の出てくるときの効果音になります。慣れると「ドレミの歌」なんかでも吹けます。横山ホットブラザーズの「おまえはアホか」も演奏できますが、関西でしか受けません。 
チャルメラ 試し弾き ストローの先を平たくして両側を少し切ったリードに、塩ビパイプとペットボトルの頭をつなぎます。ストローだけならかわいい音ですが、こうするとトランペットのような大きな音になります。ストローとパイプ、パイプとペットボトルの口は合わないので、テープを巻いてきっちりはまるようにします。ほんとにチャルメラです。
ホース笛試し弾き 塩ビケーナ製作 ホースも笛になります。歌口も指穴もすべてカッターナイフで加工。ケーナと同様の吹き方ですが、ケーナ以上に吹きにくい。なんせ吹く時、ぐにゃぐにゃするので。よって夏場は氷で冷やしたあと吹くといいかも。
世界でただ一つの「折りたたみ式の笛」です。 
カメリーナオカリナは閉管の笛の代表で、外形は音の高さには全く関係ないという特徴があります。よって粘土で好きな形を作っておき、半乾きの時に半分に切り、内部をくり抜いた後、元通りくっつけます。歌口はカメの口にしました。ですから吹くときはカメと「接吻」をしているように見えます。                                
とてもりこーだー試し弾き 設計図   内径3センチの塩ビ管、長さ約65センチ。基音はオクターブ低いド。歌口はリコーダーによく似たインドネシアの笛「スリン」の加工法を採用。詰め物はたまたまフィルムケースがぴったりと入ったので利用。1オクターブ半の音が出ます。リコーダーというよりも、ペルーのモセーニョという方がぴったり。ちょっとかすれた音もいい雰囲気です。
ナンパ恋っする見たところなんてことのない笛ですが、両サイドに穴を開けています。この穴を指でふさいだり開けたりして吹くとサンバホイッスルになります。ネーミングをどうしようかと考えて、語呂がいいので「サンバホイッスル」をもじって「ナンパ恋っする」としました。だれかこの笛を吹いてナンパ成功したという人があればメール下さい。あるわけないか。    
かっこう笛試し弾き トイレットペーパーの芯の真ん中あたりに8ミリ角の穴を開け、ストローを少し平べったくしてテープで固定します。両端を手のひらでふさいで吹くとフクロウの鳴き声。「かっこう」や鳩の鳴き声も出せる。慣れると音階も出せ、オカリナ同様しっとりとしたいい音がします。子供が吹くと唾をよく入れるため、すぐ紙がぐしょぐしょになるので注意が必要。  
やまびこイタドリで作ったサンポーニャです。6月から7月にかけてイタドリを採り、少し乾燥させてから加工します。吹いて音を確かめながら少しずつ短く切っていき、正確な音程になるようにチューニングします。ドレミソラの5音だけで童謡や簡単な曲なら演奏できます。イタドリは熟していないと、乾燥の過程で萎びたりかびが生えたりしてしまうので、採る時期を見極めてください。「やまびこ」という名前は、工作教室で小学生の子供たちが付けてくれました。   
トランペット トランペットスピーカーは、スピーカーの前面にトランペットのようなホーンを内部で折り曲げて付けています。スピーカーのコイルが切れたとき、このコイルと磁石をはずし塩ビパイプを取り付けて、元のトランペットに戻してやります。そしてトランペットの要領で「ぶわーっ」と音を入れると、「ぶわーっ」と大きな音が出てきます。                
ペンパイプ サンポーニャの材料は南米原産の葦なのですが、なかなか都合良く手頃なパイプが手に入りません。しかし、目の付けようによってはないこともなく、私が気に入ったのは使えなくなった中字用マジックです。プラスチックのキャップや中の綿をはずしてアルミの胴体だけにします。そのまま吹くと「ミ」なので、「ド」や「レ」は別のパイプを継ぎ足します。後は「ふでえ」同様油粘土を「鼻くそ」のように丸めては中に入れ、内部の長さを短くしていきます。南米のサンポーニャのことを英語ではパンパイプと言います。そこで、この楽器の名前は「ペンパイプ」としました。どうだ、まいったか。