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   自動給餌器
一人暮らしでペットを飼っている方はたくさんいます。朝えさをやって出勤するとすぐ食べてしまって困るという方はいますね。この器具はタイマーで設定した時刻にふたが開く物です。


携帯型エコーマイク  
 今は電子回路でエコーをかけていますが、その昔はアンプの中間にバネを入れて機械的にエコーをかけていました。紙コップの底にバネを取り付けて話すと、バネを伝わって反射してきた声が、少し遅れて聞こえるのでエコーがかかったようになります。私は少し形を工夫して、牛乳パックを受話器のように切り取り、バネはアンテナのように立てた棒の先端に固定しました。歌ったり話したりすると、エコーのかかったいい音が聞こえます。一度使うとしばらく「はまって」しまいます。
ヘッドフォーン子供の夏休みの研究の中に「スピーカーを作ろう」なんてのがあります。コイルを40ターンくらい巻いて紙コップの底に張り付け、磁石を真ん中に張り付けイヤホーン端子からの音声電流を流すと音が出るという物です。ところがこれが能率が悪く、いざ期待してボリュームを上げて聴いてもほんの小さな音しか出ないことが多いようです。一つの紙コップの底にコイルも磁石もつけるところや磁石とコイルの距離が離れすぎるというところなどがネックかなと思います。そこで紙コップの底を2重にしてコイルと磁石を分離し、かつなるべく近づくようにしました。この紙コップスピーカーを2つ作り、針金ハンガーを曲げて頭に沿わします。両耳につけて音楽を聴くと、なかなかいい気分です。ウォークマンのように町を歩くと、ちょっと危ない人と思われるのでまねしないでください。
エレキギター昔私は、笛や太鼓などを作るよりもこういう物を作りたいと思っていました。電気が好きでそういう物がかっこよく感じられたからだと思います。でも、アンデスの楽器にはまってから、しばらく忘れていました。ところが、子供たちに電気のことを教えるとき、興味を引いてくれるものはと考えると、ちょうどエレキギターは格好の教材です。そこで試しに作ってみました。原理的には簡単で、金属弦の振動がコイルに電磁誘導作用を起こし、起電力を生じさせます。それをアンプで増幅するわけです。作るのも、アコースティックギターよりも簡単で、私の場合はチャランゴやひょうたんギターを作った経験から、比較的容易に作ることができました。コイルは自分では巻かず、楽器屋さんで1000円で買ってきました。
手回し発電器廃棄された一輪車のサドルをはずし、写真のように板に取り付けました。そして自転車の発電器を取り付け、出力(交流6V)をダイオードスタックで整流しニッカド電池に充電します。出力は6Vですから、乾電池を4本使うラジカセなどにつなぎます。ぐるぐると回すとラジカセ程度なら大きな音で再生できます。充電するので回しておいて、疲れるとしばらく休むこともできます。こんな手回しの発電器だからそう大きな電力は得られません。例えばヒーターに流して水を温めるなんてことは無理です。しかし、音楽なら案外小さい電力でも大きな音を出せるので、子供たちを面白がらせるのに効果抜群です。
電気パン本やインターネットに出ている実験ですが、自分でやってみるととても面白くてホームページにアップしました。作り方は簡単で、AC100Vをかけた電極(ステンレスの板)の間に水で溶いたホットケーキミックス(蒸しパンミックスの方がおいしい感じですが)を入れます。入れ物は牛乳パック(最大ミックス100g用)です。通電し始めてすぐ湯気が出てふくらんできます。約5分で焼き上がりです。感心するのは、焼けて水分がなくなってくると自然に電気が流れなくなることです。実験が終わった後食べられるのがいいですね。
ヘルコプタードラえもんの「竹コプター」を太陽電池で動かすようにしました。「ヘルメット」に付けた「ヘリコプター」なので「ヘルコプター」です。
  原理は簡単、太陽電池とモーターをつないだだけです。このヘルコプターを車に積んで走っているとき、快晴の日は直射日光が当たらないと回らないのに、霧の朝は直射日光が当たらなくても明るかったら回ることに気がつきました。そういえば昔のカメラで写真を撮るとき、曇りの時は意外に明るいので絞り込まないといけないと言っていたことがあります。思っているよりも太陽光線がきついようです。それと、霧の日は太陽光線が乱反射してるのかも知れません。
  これを見ると子供たちは「ほんまに飛ぶん?」と尋ねてくることがおおくあります。夢は壊したくないのですが、「とばへん」と答えています。でも、この質問をしてもらえるとすごくうれしいですね。

 

手回しモーターモーターの回る原理を子供たちに教えるのに何かいい方法は・・・と考えて思いついた物です。100円均一で方位磁針を買ってきて、その近くでゆっくりと磁石を回転して極性を変えてやると、くるくると方位磁針が回ります。「手回し」のモーターなんて、全くナンセンスというところが面白い、と自分で思っています。
広角潜望鏡ロールペーパーのひょろ長い箱の中にデスクマットの箱がちょうど入ったため、大きくて持ち運びには不便ですが、スライドして伸び縮みする潜望鏡を作りました。対物鏡は自動車のドアミラー、接眼鏡はロッカーに付いている鏡を利用しました。対物鏡に凸面鏡を使っているので見える角度は平面鏡の約2倍程度。小型の物を作るなら自転車のバックミラーを利用するといいと思います。


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