たんたん落語五人会      トップページへ
 私、今は手作り楽器をやっていますが、学生時代は「落語研究会」でして、これでも結構うまいと思ってやっていました。
卒業後は、何回か高座に上がった程度ですが、南米ではペルー国リマ市「日秘文化会館」において、第1回リマ演芸会を開催しました。
 現在、兵庫県北部に住む者が集まって「たんたん落語五人会」を結成、定期的に寄席を開催しています。
 私は、手作りの楽器を使った「音曲(おんぎょく)」と言うジャンルで、落語の間に色物として参加しています。音曲と言っても、よく分からないジャンルでして、まっ早く言えば手作り楽器を使った音楽漫談、故早野凡平師匠のようなものと思っていただければ結構です。
 具体的には、ストロー楽器を使って赤ちゃんの泣き真似や鶏の鳴き声などをして、笑ってもらったり感心してもらったりです。

メンバー紹介
尼乃家河鹿 (あまのやかじか)兵庫県城崎郡日高町在住・仏教大学寄席研究会OG
             女性でここまでやる人はそう滅多にいない。但馬弁の落語ってのもいいものですよ。
春歌亭丹馬(しゅんかていたんば)兵庫県養父郡八鹿町在住・広島大学落語研究会OB
             昨年度、国民文化祭(大分大会)落語の部で見事第2位に輝く。1位でないところが奥ゆかしい。
Mr.マジック(みすたーまじっく)兵庫県朝来郡和田山町在住・福岡大学美術部OB
             テレビの中でしか見られないと思っていたすごいマジックを目の前で見られる。仕掛けを知りたくなるがいつも分か             らずじまい。
三遊亭楽団治(さんゆうていらくだんじ)兵庫県朝来郡和田山町在住・青山学院大学落語研究会OB
             先輩に三遊亭楽太郎、後輩に讀賣テレビの森アナウンサーがいる。素人名人会でかね連打。25回たんたん落語             会で三遊亭楽太郎氏より             楽団治を名乗ることを許される。
春歌亭笑太
(しゅんかていしょうた)兵庫県篠山市在住・広島大学落語研究会OB
             丹馬氏の後輩。まんまるこい顔で愛嬌がある。広島大仕込みの落語は、基本がしっかりしていてうまい。
マエストロ足立(まえすとろあだち)兵庫県氷上郡青垣町在住。鳥取大学落語研究会OB
             手作り楽器、フォルクローレそれぞれの達人は他にもいるが、手作り楽器の漫談は私だけと自負している。


第1回杉谷寄席 2002年5月19日、
私の住んでいる地元、杉谷(30戸)で寄席を開催しました。「たんたん落語5人会」のメンバーから「夢見亭恋団治」さん「春歌亭丹馬」さんの二人に「たんたん落語笑年団」から「かぐ家姫」ちゃんと「なん亭こっ太」くん、それに私「マエストロ足立」が出演しました。





寄席文字  寄席の雰囲気作りに結構重宝なのが「寄席文字」です。私は、鳥大落研時代からこの寄席文字を書いてきました。初めは、レコードのジャケットに書いてあるわずかな文字から類推して他の文字も、なるべくそれらしくなるように書いていました。ところがこれがなかなか難しく、書道何段とか言っても書けるものではありません。逆に書道をやってる人の方が書けないのです。というのは、この寄席文字は筆の腹を使って書くとか、場合によってはなぞったり、書ではなくレタリングの範疇にはいるからです。
  「習うより慣れろ」というか、全く教えてもらう人もなくただ必要にせまられ書き続けていると、やはり不思議な物で少しずつ上達してそれらしくなってくるわけです。特に、周囲にほめてくれる人がいると上達のスピードは格段に違います。私が最初に書いたものが左の写真です。

       
 19歳の時先輩の卒業に向けて書きました。右2枚は22歳の時で、相変わらずテキストはなく、何枚か増えたレコードのジャケットや落語の本に、「ほん」のちょっと載ってるものを参考にしています。それでもなかなかのものでしょう。
 NHKの「おしゃれ工房」2000年12月号にほんの少し書き方が出ていました。
 
  それでは書き方を・・・
 筆・・・太くてずんぐりした「隅取り筆」を使うそうですが、手に入りにくいのと高いので私は使い古しの筆を使っています。その筆を元までおろします。筆の腹を使って書くため鉛筆を持つように寝かせて持ちます。墨はたっぷりとつけ、かすれないようにします。
 小学校の図工で使う絵筆にこの隅取り筆の小さいのが使われています。小さな字を書くときはこれを使っています。小さいと言っても縦横15センチくらいの字は書けます。